「ヴォルタ州、グレーター・アクラ州、セントラル州、ウェスタン州の城塞群」は、ガーナにある近世の要塞群の世界遺産登録物件。
ガーナ(旧ゴールドコースト)の沿岸部には、イギリスやオランダをはじめとする西洋諸国がかつて建造した、西洋式の要塞群が多く現存する。
世界遺産登録に当たっては、それら要塞群のうち、ヴォルタ州、グレーター・アクラ州、セントラル州、ウェスタン州に残る15世紀末から18世紀初頭に建造された11件が対象となった。
なお、この物件は、日本では「ガーナのベナン湾沿いの城塞群(要塞群)」と意訳されることがある。
ガーナの沿岸部には、15世紀以降西洋人が貿易のための拠点を設置した。
ベナン湾一帯は、かつてゴールドコースト(黄金海岸)と呼ばれたことからも明らかなように、
もとは金の輸出で栄え、のちには奴隷貿易で栄えた。
貿易が盛んになり、拠点となる要塞(多くは商館を兼ねる)が次々建てられると、
沿岸部は要塞群が点在する独特の景観を呈した。
かつて60以上あった要塞群も現存するのは約3分の1であり、
博物館や学校等の施設に転用されているものもある。
これだけ、ガーナは貿易で栄えていたというのがよく分かりますね。
ただ、せっかくの建物が施設として転用されているのは少しもったいないような...。