行くべき方向がわかるということは、今、自分のいる位置が地形図上でわかっていなければなりません。
駅や十字路にいれば、地図でその位置を探すのは簡単ですよね。
では、道の途中や草原の中にいる場合はどうすればいいのか。
少なくとも周囲で目立つものを探しましょう。
例えば学校が見えたとしたら、その位置を地図で探し、そこから考えれば自分の位置はどこだかわかります。
山の中だったら、近くに見える独特の形の山とか、岩の崖などから、それに相当する記号や山を探し、逆にいまいる位置の見当をつけます。
何年か前から、GPSという、衛星からの電波でいる位置がわかるという道具が売り出されていますね。
これは自動車のナビシステムの人間版のようなものですが、これは地図上に光る点で表すものではなく、今いる位置の経度と緯度がわかるというものです。
地形図の四隅には、その範囲を示す経度と緯度が記されているから、地形図に方眼を引いておけば、GPSの示す経度と緯度から、位置をかんたんに探せます。
しかし、まったく地図がわからなければ、人間用GPSも役に立たないわけです。
だいたい3万円から6万円くらいするそうです。
1枚の地形図で表される範囲は限られるので、もっと広い範囲が知りたければ東西南北に繋がる地形図が必要になります。
5万分の1の地形図1枚の範囲は、2万5千分の1地形図、4枚分に相当します。
理屈はどうでもいいのですが、面積はタテ掛けるヨコで出すので、5万は2万5千の2倍の長さだから面積は4倍になるということ。
さて、必要な地形図を買ったとして、まずどちらの方向に行くかを見なければなりません。
地形図は上が北になっているから、磁石の北を地図の上に合わせます。
行くべき山が地図のどこにあるかを見れば、行く方向がわかるはずです。
正確には本当の北と磁石の北との差(偏角)があるのですが、だいたいの方向は十分わかるので、気にしないことにします。
むしろ、磁石がない場合にどうするかが問題ですよね。
アナログ(針のある)の時計をつけていれば短針を太陽の方向に向け、それと12時との2等分線の方向が南になります。
ですから、その方向に地形図の下を合わせればいいのです。
何もなかったら、切り株を探し、1番目の詰まっている方向を北と考えて、地形図の上を合わせます。
どれだけ歩くのかとか、どれくらい歩いたのかを見る場合、キルビメーターという地図で距離を計る道具があればわりと正確にわかります。
しかし、そんなものがなくても、大体の距離を知りたければ、中指と人差し指をせいいっぱい広げて、地点と地点の長さを計るといいでしょう。
人によって若干違いますがこの幅は約8cmほどなので、5万分の1の地形図なら4キロ、2万5千分の1の地形図なら2キロということになります。
いくらか正確に知るには、地形図のスケールの上で指を広げてみて、どのくらいになるか調べておけば、個人差を訂正できます。