日本はアメリカのナーバ・ザ・カウンター・マーケット(株式の売買を証券取引所を通さず証券業者の店で行うー訳者注)をモデルにした少量発行の株式の市場を創設することによって、ベンチャー・キャピタルを提供する試みをしています。
もしこれに成功すれば・・・
日本は伝統的産業政策に固有な長期的規律と、企業家精神や中小企業に固有な柔軟性の両方を手に入れることになるでしょう。
それら2つのものの結合は、何年か先に日本をさらに敵しがたい競争者にするにちがいありません。
日本や他の国が気がついたことは、大企業と中小企業の活動が、完全かつ複雑に相互関連しているということです。
アメリカでは大企業が中小企業の主な顧客です。
中小企業は、大企業がやれば生産にひどくコストのかかる部品やサービスの主なる供給者です。
逆に大企業からの支払賃金や配当金は中小企業のすべての種類の販売、特にサービスの販売を下から支えています。
要するに、大企業がこければ中小企業もこけるのです。
もし中小企業が活力を失えば大企業は財・サービスの主な外注先を失い、アメリカ経済は新しい職の主な源を失うことになります。
もしアメリカが強健な競争者であるべきなら、大企業と中小企業、基幹産業とハイテク産業、製造業とサービス産業のそれぞれが強化されねばなりません。