ビジネス・スクールは単に経済環境が要求する分析用具を、経営者に装備してやるにすぎません。
もし企業が長期中心主義であるべきなら、長期的行動を許容し促すような経済環境が必要です。
そのような環境の整備は、短期的成果を追求する2つの主なプレッシャー・・・
つまり、長期的結果にかかわりなく投資家が手っ取り早い収益を要求すること。
および中小企業が長期的資金を確保できないこと、をいかに軽減するかにかかっています。
新しいオーナーアメリカの主要企業の管理は、個人の投資家から金融機関へと一貫して移ってきました。
年金基金、保険会社、財団、投資会社、学校法人への寄付、信託銀行、銀行などがそれです。
この変化は広い範囲に影響を及ぼすものです。
なぜなら、個人と機関は非常に異なった理由で株式市場に投資するからです。
個人は長期的成果を求める主要な投資家です。
これに対し、機関は短期利潤の追求が主です。
したがって、アメリカ企業が国際競争に対応するために長期投資をする必要があるちょうどそのとき、新しいオーナー(機関投資家たち)は手っ取り早い結果を強要しているのです。
機関投資家は今や非常に多くの純資産を持っています。
株式市場でそういう強力なものを働かせるので、企業の経営者はしばしば彼らの要求に左右されます。