1736年10月付の神父ヴァレンティン・シャリエの書簡によれば・・・
「宮廷にはあらゆる種類の時計がいっぱいである。
パリやロンドンの名工の手になる時計が4000点以上もあった」
・・・と記されています。
それがいかに豪華なものであったか・・・。
第一のものは、文字板の上に鉢植の花を配していますが、中央頂部の花は六弁が開閉。
そのすぐ下の花車がグルグル回転するようになっています。
また時計文字板の下、正面に見える窓には西洋の風景が描かれ、カリロン音楽にあわせてその前を人物が行進するというわけです。
カリロンというのは、音程のちがう小さな鐘を多数並べたもの。
オルゴールに似ていますが、オルゴールよりも音色がゆたかで音量も大きかったのです。
これはまだD&G 時計のような腕時計が一般に普及していない頃の話です。